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太陽光パネル設置と外壁工事ほぼ完了です

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工事は各所を同時に進めていくやり方で進んでいます。太陽光パネルは長州産業製(国産)、335Wのパネルが12枚並ぶ構成です。0.335*12=4.02kWシステムです。パワーコンディショナは2階の収納室に設置します。このお客様は買取でも屋根貸しでもなく、その中間的な太陽光システムを選ばれました。関西電力のはぴeセット「ソラレジ」というもので、機器は関電が無償で提供し、売電収入を電気料金にあてることもできるシステムです。そのかわり、竣工後の電気契約を関電の基本料金固定でしなくてはならない、というものになります。買取だと機器まで全部施主の初期投資となるので4kWクラスなら120万円程度になりますが、その代わり売電収入はまるまる施主に入ります。屋根貸しだと施主の初期投資はゼロでパネルを設置できますが、売電収入もかなり低く抑えられてしまう。この「ソラレジ」はこの両者の間くらい、施主の初期投資は工事設置費だけなので40万円弱で済み、最近の新電力の不安定化で、希望される顧客が増えてきました。

パネル4kWで、近江八幡のこのあたりの年間発電量は、関電試算で2671kWh、売電収入は年4.5万円程度になる、というのが設計を始めた去年秋での最初期の試算でしたが…固定の基本料金がMプラン月300kWh消費で1.4万円程度なので、大幅な減額にはならなさそうです。ただ関西電力ですから、新電力のような料金高騰もないでしょうし、これからますます人気は出てくると思います。

1. 2. 太陽光パネルは長州産業製(国産)、335Wのパネルが12枚並ぶ構成です。無事設置が終わりました。発電効率と方位を考えると切妻屋根の片面だけしか置けないので、このような配置となりました。

3. パネルからの配線。北側の庭のほうに出して、2階の天井裏に飛び込ませてあります。雨仕舞の関係上、屋上からの配管は下からボックス接続しなきゃならんので、こういう形になっちゃうんだよなあ…。本当は上からそのままボックスにさしたいところですが、ここは無理でした。

 

外壁もサイディングを貼り終えました。もう外部足場は撤去してもいいようにも思いますが、まだ残工事があるのかもしれません。

4. 屋根棟部を下から覗き込んだところ。外壁サイディングに上からかぶさるように金属の屋根がカバーしてきており、カバーと外壁の間には隙間があって空気が流れるようになっています。2階天井上と屋根の下の間の空間に適度に空気が入り、結露を防止します。

5. 2階バルコニー開口オーバーハング部分。オーバーハングの上にスリット状に隙間が空いており、ここからバルコニーの軒天上に空気が入るようになっています。これも過度な密閉を避けて通気を取ることで、結露を防止するための工夫です。

6. 2階トイレ窓上、換気扇カバー。外壁の色に合わせてベージュ色です。

7. 2階北側外壁上部、電気の幹線の取り込み口。強電と弱電でカバーがわけてあります。

8. 居室にとりつく24時間換気システムの給排気口。シンプルな正方形のカバーです。

サイディングは施主の選択で、私は使ったことのないもの(ケイミュー社、ネオロック・親水16、ニューリッジウエーブ、MWビバベージュ)ですが、街ではよく見かけるものですし、見ているうちになかなか味わい深いなと思えるようになってきました。なにより軽快感があってよろしいなと。

 

 

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