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土台の据え付けが始まりました

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基礎の床下配管工事も終わり、いよいよ3月1日の上棟に向けて、プレカット木材の据え付けが動き始めました。最初は「土台」と「大引」です。

「土台」は、コンクリート基礎の上に横に置かれ、ボルトでコンクリート基礎と緊結された部材です。木造の建物を地面と一体化した基礎としっかり固定するためのものです。当住宅の場合105mm角です。木造の住宅は、地震で横に動こうとしたり、強風でもちあげられたりする力を受けますが、そういう力を受けても地面から離れないように踏ん張っているのがこの「土台」材です。

「大引」は、土台を切り欠いて連結され、途中は鋼製束で支持される部材です。1階の床を支持するためのものです。寸法は土台と同じ105mm角です。メンテナンスでよく言われることに、1階の床がミシミシ音がするというものがありますが、たいていはこの鋼製束がゆるんで大引が上下していることによります。ここではしっかり鋼製束で大引を固定してもらいました。

1.土台とコンクリートの間にはパッキンと呼ばれる樹脂支承材を設置します。このことによって床下に換気口を設けることなくこのパッキンから床下に通気を取れますし、木がコンクリートという水分を含む部材にずっと接触して腐食するようなリスクを避けることができます。このパッキンはほとんどの場所で通気性のとれた通気パッキンを使いますが、ユニットバス廻りや玄関周りのみ、気密パッキンを使って室内側に外気が入ってこないようにします。この写真で見えているのは通気パッキンを基礎上に置いたところですね。

2. 土台と大引を基礎の上に置いたところです。土台を基礎に固定するボルトや、大引を支える鋼製束が見えます。

3. 気密パッキンをアップでとったところです。コンクリートと土台の間に、城東テクノ社の気密パッキンロングを使っています。

4. 通気パッキンを正面からアップで撮ると、確かに空気が流れるようになっていることがわかります。

このあと一気に1階の床を貼るところまでするようです。また続報を書きます。

 

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