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地面の強度がわかりました

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地盤調査の結果が報告書で出てきました。調査の3日後には出てきたので、すぐでした。

読み込んだところ、どうやら敷地は「不安定な地盤」との判断がされ、「杭状地盤補強工法(湿式柱状改良による地盤補強)」が必要だという意見が地盤調査会社より出てきました。確かに古家の解体では監督も、地盤が水っぽいなという実感はあったようです。

報告用紙を見ると、観測点5点ごとのスクリューウエイト貫入の結果がわかります。ある程度強固な地盤(土の締まり具合や硬さがわかる「N値」が5を超える地盤)は、地表からおおむね3m~4mの下にあることがわかりました。その上の地盤は支持力が小さいところで30kN/㎡(1m角の地面に3トンの重さが載せられる強度、とお考え下さい)程度ですから、まあ悪くないですが、支持力が測定不能なところ(---で表示されている)もそこそこあり、そこの地盤支持力を略式で計算すると15kN/ ㎡程度になってしまうところもありそうです。木造2階建て住宅の必要地盤強度は20kN/㎡以上と言われていますので、これではまずいと考えられます。

セカンドオピニオンをほかの保証会社に依頼したところ、ここは地盤支持力が20kN/㎡を割った記載がないからという理由で、補強の必要がない、という見解。

正直悩みどころです。初期費用をかけず保証が下りるからと言って地盤補強をしないで進めるか、より慎重に初期費用をかけて地盤補強をしてから基礎工事をするか。

施主に包み隠さず報告したところ、より安全側をとって地盤補強をしてほしいというお話をいただきましたので、補強をすることになりました。敷地内建物の柱位置に、直径50センチ、地中長さ4.7m、27本のコンクリート杭を打設します。しめて45万円程度。仕方ない出費ですね。後で建物が傾いたらどうしようもないですから。

地鎮祭が年明け1月10日、そのあと速やかに地盤補強工事に入り、1月中旬には基礎着工となりそうです。

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