各部屋同時に工事が進んでいます
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現場では各室の隠ぺい部の工事が進んでいます。地味な作業ですが、しっかり納めておかないとあとの補修は大変になります。
1:外構南庭(左)、2:同左東通路(右)
・南庭に2つの既存物置を移動しました。施主の意向通り、境界になるべく近づけた後ろ合わせ配置です。
・東通路は人が通れるくらいの幅があります。奥にはエコキュート設置用の架台コンクリートをこれから打設するためのコン止めが見えます。手前に見えるブロックは境界で、このブロックラインより奥に砂利を敷き込みます。
3:外構北庭北東角(左)、4:同左北庭中央(右)
・北庭の北側は道路と接しておりますが、もともとは古い石塀があり、そのせいで道路レベルと敷地地面レベルの間に大きな高低差がありました。今回石塀がなくなったので、高低差を隠しておくことができず、たまっていた土砂をすきとりました。道路と敷地接道部が段差無くスムーズにつながるようになりました。
5:1階主寝室WICまわり(左)、6:同左天井拡大(右)
・2階のキッチンからの配管を1階の床下に落とすのに、主寝室のウオークインクローゼットの壁付近に配管シャフトを仕込んでそこを通します。グレーの塩ビ管が排水管、ピンクが温水の、青が常温水の給水管です。左写真では天井ボードの下地木材を一部カットしているのがわかりますが、このあたりの手間が最小限になるように現場監督Tが頑張りました。
7:1階洗面脱衣室点検口廻り(左)、8:同左風呂場側より見る(右)
・ちょうど大工さんが床下点検口の戸を落とし込めるように枠を取り付けていました。枠が設置されればそのあとCFシートを設置できるようになります。
・ユニットバスを入れる前の土間側から洗面脱衣室を見ると、もともとの在来工法のお風呂よりユニットバスのサイズが若干小さくなったために、脱衣室の面積が増え、床が一部風呂側にせり出ているのが見えました(金属束で根太を支えているのが見えます)。お風呂設置後は見えなくなる箇所なので、しっかりと施工しておく必要があります。
9:1階インナーガレージ天井(左)、10:同左北側壁(右)
・もともと和室だった部屋を温室環境的には半外部のインナーガレージに改装しています。天井の下地をやりかえ、仕上はOSB合板になりますが、下地の上に150mm厚の断熱材を敷き込んでいます。1階の半外部空間と2階の内部空間をきちんと断熱するための処理です。
・北側壁には後ろにある洗面脱衣室の給水管を利用して、改築で余るシンクをこちらに使いまわして壁掛けすることにしています。配管がもう出てきているのが見えると思います。ボード下の新しく設置したコンクリートブロックの基礎は、木下地の隙間がウレタンフォームで断熱処理され、ブロックの表面がモルタル仕上げされているのを確認しました。
11:2階LDKキッチンユニット廻り配管状況(左)、12:同左北側壁排気ダクト貫通位置墨出し(右)
・2階はワンルームで、ほとんどの家具は可動ですが、唯一床に固定されるのがキッチンユニットです。キッチンのセンターを窓のセンターにあわせることで、その後の家具の配置がうまくいく計画にしてありますので、キッチンの位置決めは慎重に行いました。ポイントはキッチンの①給排水管の床抜きの位置と②キッチンの上につくレンジフードの排気ダクトの外に抜く位置、です。①はキッチンの後ろの壁までの距離に関係しますし、キッチンカウンターが窓とセンターぞろえになるかの支配要素です。②は高さ関係も絡んでくるのでより慎重さが必要でした。12番写真にあるように、屋根トラスの下=窓の上に木下地が通っており、下地は壊せないので、この下地右側にダクトを貫通させれば、高さ関係も水平位置関係もうまくおさまるぎりぎりの場所があることを発見したのでした。この〇位置で施工してもらうことになります。
13:2階LDK北壁沿い天井下地(左)、14:2階LDK東壁沿い天井下地(右)
・2階大天井の下地が始まりました。天井は寄棟形状ですが、外周部は南北壁(長手壁)沿いは200幅のフラットな天井面、東西壁(短手壁)沿いは200幅深さ100のスリット付き天井面があります。外周部の下地が取り付いており、うまくいきそうな感じがしました。スリットにはライン照明が仕込まれる予定。